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宮古島 宿泊施設 一棟貸し・ゆくいる 宿
池間島(遠見番所)

国指定史跡

先島諸島火番盛(遠見番所)
宮古島市5ヶ所(池間・狩俣・島尻・砂川・来間)
指定年月日 平成19(2007)年3月23日

江戸時代、鎖国体制下の1644年に、薩摩藩支配の琉球王府によって設置された、海上交通の監視・通報(烽火)機能になった遠見番所跡群。先島諸島は琉球列島の最西端に位置し、東シナ海の緊張に直面しており、対外関係と鎖国体制の完成を示す遺跡として重要。

池間遠見番所
池間島南端の小高い丘陵上にあって、はるか東方には大神島が、南方には平良の街が望見できるところにある。この遠見は岩盤を利用して円柱状に造られ、昇り降りするための石段が数段設けられている。この遠見には昭和25〜26年頃まで、船の位置を確認するためのピーイイス(方位石・直径20p、高さ55p・円柱形)が設置されていた。琉球(沖縄)で各諸島に烽火が始められたのは尚賢王時代(1644年)である。伝承によれば、この遠見には庶民からなる遠見番が輪番で任務に就き、沖縄本島を往復する上国船の航行を見守るとともに、近海を通過する船、異国船、漂流船の発見・監視等にあたったといわれている。そして、海上に船影を発見すると昼間は烽火(のろし)をあげ、夜間にはたいまつをかざして蔵元へ合図を送ったということである。

又、遠見の北東方に見えるスタテイ嶺にはスタテイ番(庶民の輪番制で2人に割り当てられたという)が夜通し火をたいて近海を通過する船の航海安全に備えたと言われている。このスタテイに関しては「ウヤキマーズミガ」の歌謡も残っている。

この遠見台から見る晴れた日の景色は素晴らしです。正面に大神島と池間大橋、宮古島本当が左手、また風力発電などがみえます